今回は、「電話相談の特徴」について面接相談(一般のカウンセリング)と比較しながら自分の言葉で説明できるようにまとめていきたいと思います。
「電話相談」とは?
「電話相談」とは、電話を通して行われる心理相談業務の一形態である。
自殺防止を掲げて開設されたものが多く、日本では、1970年代に開設された「いのちの電話」が先駆けである。
「電話相談」の特徴(長所と短所)とは?
【電話相談の長所】
- 通話以外にいっさい料金がかからない(=無料で相談できる!)
- 匿名で相談を受け付ける(=匿名で相談できる!)
- 面倒な手続きがない(=すぐに相談できる!)
【電話相談の短所】
- クライエントの表情や仕草などの非言語的表出を確認できない(=査定が困難で治療仮説を立てにくい)
- インテーク面接のような手続きがなく治療契約を結べない(=治療構造があいまいになる)
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継続的な支援が不可能
このように、電話相談は、一種の危機介入であり、相談者の一時的な混乱や葛藤を解消し平静を取り戻すことを目的として行われ、一時的な相談場所として有効に機能するのである。
電話相談で継続的支援が必要と判断した場合にはどうするべき?
電話面談において、継続的な支援が必要な場合は、他の機関へのリファーが求められる!
電話相談機関は、他の法人や自治体と連携していることが多いので、必要に応じて、継続支援が可能な機関を紹介する窓口として機能することもある。
「電話相談の特徴」について面接相談と比較しながら説明してみた結果
【電話相談の特徴について面接相談と比較しながら説明してみる!】
(電話相談とは?)
電話相談とは、電話を通して行われる心理相談業務の一形態である。
自殺防止を掲げて開設されたものが多く、日本では、1970年代に開設された「いのちの電話」が先駆けである。
(電話相談の特徴として長所)
一般のカウンセリングが、有料でインテーク面接を受けて治療契約を結び・・という一連の手続きが必要であるのに対して、電話相談は、無料であり匿名で、面倒な手続きなくすぐに相談を開始することができる。
つまり、電話相談は、一種の危機介入であり、一時的な混乱や葛藤を解消し平静を取り戻すことを目的として行われ、一時的な相談場所として有効に機能するのである。
(電話相談の特徴として短所)
ただし、電話相談は、一般のカウンセリングと異なり、クライエントの表情や仕草などの非言語的な表出を確認することができないため、査定が困難で治療仮説をたてにくい。
また、インテーク面接のような手続きがなく治療契約を結ぶことができないため、治療構造が曖昧になってしまう。
そのため、電話相談による継続的支援は不可能であるといえる。
そこで、電話相談で継続的支援が必要と判断された場合には、他機関へのリファーが求められる。
電話相談機関は、他の法人や自治体と連携していることが多いので、必要に応じて、継続支援が可能な機関を紹介する窓口として機能することもあるのである。
以上、この記事が私と同じように臨床心理士指定大学院を目指していらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。
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