今回は、「危機介入の特徴と意義」について自分の言葉で説明できるようにまとめていきたいと思います。
「危機」および「危機状態」とは?
「危機」とは、急激な状況変化や転機である!
「危機」は、発達において生じる発達的危機と、環境要因の激変によって生じる状況的危機の2種類に分けられる。
発達的危機(発達上のライフイベント):入学・卒業・恋愛・就職・結婚・離婚・出産・育児など
状況的危機:病気・失業・事故・犯罪被害・災害被害など
「危機状態」とは、危機を経験したとき、人が習慣的に用いてきた対処方略による問題解決が機能せず、急速に恒常性を失い、強い苦痛や機能不全に陥ることである!
↓↓↓危機状態の特徴↓↓↓
- 急激におとずれ、持続時間は長くても数週間
- 対処のために顕著な行動の変化がみられる
- 多くの場合、身体的緊張を伴う
- 不安、恐怖、抑うつ、罪悪感などの情動反応を伴う
「危機状態」は、コミュニティ・心理学において、「病気のようなネガティブな状態」ではなく、「個人の成長を促進する転機」と捉えられる。
そのため、危機介入は、個人の有能感を高める活動と位置づけられる。
ただし、放っておくとPTSDなどの慢性的な病的状態に陥る可能性があるので、即時的な対応が必要である。
「危機介入」とは?
「危機介入」とは、危機状態に対するコミュニティ心理学に基づくコミュニティ・アプローチとしての支援活動のことである!
「危機介入」の実際の支援としては、危機アセスメントとラポールの形成から始まるが、アセスメントによって介入計画を立てたら本人による問題の把握と新しいやり方で危機に対処することを支援する。
これらの支援はコミュニティによるものであり、クライエントの抱える問題に対処できる人的資源と連携し、継続的に支援することを約束する。
「危機介入の特徴と意義」について自分の言葉で説明してみた結果
【危機介入の特徴と意義について自分の言葉で説明してみる!】
(危機とは?)
「危機」とは、急激な状況変化や転機であり、発達において生じる発達的危機と、環境要因の激変によって生じる状況的危機の2種類に分けられる。
(危機状態とは?)
また、「危機状態」とは、これらの危機を経験したとき、人が習慣的に用いてきた対処方略による問題解決が機能せず、急速に恒常性を失い、強い苦痛や機能不全に陥った状態のことである。
(危機介入とは?⇒危機状態に対するコミュニティ・アプローチとしての支援活動)
危機状態に対する心理臨床的対応としては、コミュニティ心理学に基づくコミュニティ・アプローチが一般的であるが、危機状態に対するコミュニティ・アプローチとしての支援活動が「危機介入」である。
コミュニティ心理学では、危機状態を「病気のようなネガティブな状態」ではなく、「個人の成長を促進する転機」と捉える。
そのため、危機介入は、個人の有能感を高める活動と位置づけられている。
ただし、放っておくとPTSDなどの慢性的な病的状態に陥る可能性があるので、即時的な対応が必要である。
(危機介入における実際の支援)
危機介入の実際の支援としては、危機アセスメントとラポールの形成から始まるが、アセスメントによって介入計画を立てたら本人による問題の把握と新しいやり方で危機に対処することを支援する。
この時、クライエントは、従来とは異なる方略で問題解決を目指すので、本人の持たない知識や技術のサポートが必要となるため、コミュニティにおける人的支援と連携し、継続的支援を約束することで、クライエントがいつでも支援を受けられるように準備を行う。
(危機介入の意義(目的))
これらの支援により、クライエントが危機状態を乗り越えることができたならば、本人の危機対処能力が高まり、経験を通じて成長を遂げることができる。
これが、危機介入の目的である。
以上、この記事が私と同じように臨床心理士指定大学院を目指していらっしゃる方と共有できましたら幸いです。
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