いじめ問題への対処は「コミュニティ・アプローチ」「被害生徒個人へのカウンセリング」の2側面から行うべし!!

今回は、実際の学校現場において、「生徒からいじめを受けているとスクールカウンセラーに相談があった場合のスクールカウンセラーとしての対応」について自分の言葉で説明できるようにまとめていきたいと思います。

「いじめ」の定義を確認!

「いじめ」とは、一定の人間関係のある他者から物理的・心理的攻撃を受けることにより、本人が精神的に苦痛に感じている状態のことである!

いじめは、「加害者」「観衆(いじめをはやし立てる者)」「傍観者(いじめを知っていても口出ししない者)」の三層構造となっているため、学級・学校単位での対処が必要。

いじめに対するスクールカウンセラーの対応は、「コミュニティ・アプローチ」と「被害生徒個人へのカウンセリング」の2側面から行うべし!

コミュニティ・アプローチによって「学校(教員)」「保護者」「スクールカウンセラー」が連携・協働することが基本!!

(生徒からいじめの報告を受けたら・・・・)

まずは、被害生徒の同意の上で、学級担任への報告コンサルテーションを行う。

その上で、学級内での対処は学級担任、被害生徒個人への対処はスクールカウンセラーという役割分担で連携・協働しながらいじめの解消を目指す。

同時に、被害生徒の同意の上で保護者にも報告し、家庭内における生徒への対応について助言を行う。

被害生徒個人へのカウンセリングによって「受容・共感を通じて心理的に支え続けること」が必要!!

コミュニティ・アプローチによっていじめが本当に解消するまでには時間がかかるため、その間、スクールカウンセラーは、被害生徒を少しでも支え続けなければならない。

そのため、スクールカウンセラーは被害生徒個人へのカウンセリングを行う。

スクールカウンセラーは、最初の来談時にラポールの形成に努め、可能な範囲で心理査定を行い、コミュニティ・アプローチへの同意を得るよう努めなければならない。

生徒に分かるように連携の必要性を説明し、同意を得た上で、問題解決に全力を尽くすことを約束!

また、可能な限り継続的なカウンセリングを行い、受容・共感的に被害生徒の苦しみを受け止めることによって生徒を支える。

「生徒からいじめを受けているとスクールカウンセラーに相談があった場合のスクールカウンセラーの対応」について自分の言葉で説明してみた結果

【生徒からいじめを受けているとスクールカウンセラーに相談があった場合のスクールカウンセラーの対応について自分の言葉で説明してみる!】

(いじめの定義)

いじめとは、一定の人間関係のある他者から物理的・心理的攻撃を受けることにより、本人が精神的に苦痛に感じている状態のことである。

いじめは、直接の加害者だけでなく、観衆傍観者を含む3層構造になっているので、学級・学校単位での対処が必要となる。

(いじめに対するスクールカウンセラーの対応その1)

<コミュニティ・アプローチが基本!>

いじめに対して、スクールカウンセラーにまず求められるのは、コミュニティ・アプローチによる支援であり、「学校(教員)」「保護者」「スクールカウンセラー」が連携・協働していじめに対処することが求められる。

<コミュニティ・アプローチの具体例(学級担任報告・コンサルテーション⇒役割分担で連携・協働⇒保護者への連絡・助言)>

具体的には、被害生徒に同意の上で学級担任に報告し、学級担任に対するコンサルテーションを行う。

その上で、学級内での対処は学級担任、被害生徒個人への対処はスクールカウンセラーという役割分担で連携・協働しながらいじめの解消を目指す。

同時に、被害生徒の同意の上で保護者にも報告し、家庭内における生徒への対応について助言を行う。

(いじめに対するスクールカウンセラーの対応その2)

<被害生徒個人へのカウンセリング!>

一方で、コミュニティ・アプローチによっていじめが本当に解消するまでには時間がかかるため、その間、スクールカウンセラーは、被害生徒を少しでも支え続けなければならない。

具体的には、被害生徒個人へのカウンセリングを行うが、来談時にはラポールを形成し、可能な範囲で心理査定を行い、コミュニティ・アプローチへの同意を得る。

また、可能な限り継続的なカウンセリングを行い、受容・共感的に被害生徒の苦しみを受け止めることによって生徒を心理的に支え続けることが求められる。

(まとめ)

このように、いじめ問題への対処は「コミュニティ・アプローチ」と「被害生徒個人へのカウンセリング」という2側面から行うのが理想である。

以上、この記事が私と同じように臨床心理士指定大学院を目指していらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。

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