「賽は投げられた」これは、ガイウス・ユリウス・カエサルの言葉です。
この言葉は、高校時代に世界史の授業で知った言葉でとても印象深い言葉でした。
この言葉の裏には、「もう後戻りできない」「引き返せない」「前に進むだけ」という言葉があると理解しています。
そんな言葉が今の私にはぴったりだと思い、当ブログの初投稿記事のタイトルとしました。
ガイウス・ユリウス・カエサルが紀元前49年1月10日、元老院に背いて軍を率いて南下し北イタリアのルビコン川を通過する際に言ったとして知られる言葉。
Wikipediaより引用
臨床心理士を目指すまでの経緯
約13年の会社員生活(内10年はワーキングマザー)を送ってきましたが、2016年夏に35歳の年齢で退職を決意。
退職の理由は、一言で言えば「仕事と家庭との両立の困難」が理由です。
家庭と子供が一番であらなければならないのに仕事に比重が傾いてしまい、一番大切にすべきものを大切にできていないことにようやくはっきりと気づいたんですね。
(キャパオーバーであることをようやく自覚しました。)
仕事を退職することで荒れていた家庭生活は安定するようになりました。
今まで困難だったことができるようになり、仕事をしていたことで感じていた子供たちに対する罪悪感も感じなくなりました。
私が仕事を辞めて家庭に入ることで例えばこんなことが可能となったんです↓
- 子供たちが明かりのついた家に帰ってくることができる
- 誰かが「ただいま」と帰れば「おかえり」と迎えることができる
- 時間的にも余裕を持った健康的な食事作りができる
- 子供たちの宿題や翌日の準備など丁寧にフォローすることができる
- 子供たちに好きな習い事をさせてあげることができる(送迎が可能)
- 旦那の家事における負担軽減
これらのことが可能となったことで、荒れていた家庭は安定するようになり、怒って急がせていたばかりのお母さんからやっと卒業することができたんです。
その一方で、仕事を辞めたことで失ったものも大きく、特に家庭以外の自分の居場所を失った喪失感は予想をはるかに超えるものでした。
このまま家庭の中でおばあちゃんになっていくことに不安と焦りを感じてしまい、母親ではない私一人の人間としての何か柱になるものが欲しいと思うようになったんです。
だってまだまだ35歳なんですもの!!
臨床心理士を目指すことにした理由

退職後、心身共に疲弊していた私に、信頼する方から勧めらいていただいた本があります。
岸見一郎先生の「嫌われる勇気」です。
「普通である自分を受け入れる勇気」そして、「人生を登山と見立てるのではなく「いま、ここ」を全力で生きることの大切さ」を教えてくれたこの本に感銘を受けまして、心理学に強く興味を持つようになりました。
生きていればいろいろな感情に襲われます。
けれど、嫌われる勇気で書かれている「アドラー心理学」では、「すべての感情はコントロールできる」と言うんですよ。
すべての感情を上手にコントロールできるようになれば、人はどれだけ強い人間になれるでしょうか。
感情のコントロールが極端に苦手な息子、そして私自身のために、その真意を知りたいと思い心理学を徹底的に学んでみることにしました。
そして、その学びの先に、臨床心理士の資格取得という目標を掲げることで人生の再スタートを切りたいという思いがあふれてきたんです。
最後に
いろいろ決意みたいなものは書いてみたものの勉強はこれからはじめます。
いろいろ不安はあるけれど「やるかやらないか」だと思っています。
今の私は、ただの夢見る夢子ちゃんと言えばその通りなのですが、何か夢を持つっていいですね。
なんだかワクワクするんですよ。
やりたいことを徹底的に取り組める今この環境に感謝しながら、今この時をイキイキと生きていたいと考えています。
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